スギ花粉舌下免疫療法②
☆シダトレンの副作用☆
- ■服用後少なくとも30分間
- ■服用開始初期(およそ1か月)
- ■スギ花粉が飛散している時期
- は、副作用と思われる症状の発現に特に注意してください。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(医薬品など対する急性の過敏反応により、30分以内で蕁麻疹、腹痛、嘔吐、息苦しさ、意識混濁などがみられる)。
主な副作用
口内炎、舌の腫れ、口の中の腫れ、喉のかゆみ、耳のかゆみ、頭痛など
☆治療のスケジュール☆
スギ花粉が飛散している時期は、新たにシダトレンの治療を開始することは出来ません。(治療の開始時期は6月から12月です)。
スギ花粉症であることが確認できたら、シダトレンを2週間かけて徐々に増量し、その後は一定量を長期間服用します。
初日は医用機関で服用し、2日目からは自宅で服用します。
☆シダトレン服用時の注意☆
- ◇ 服用する前後2時間程度は、激しい運動、アルコール摂取、入用などは避けてください。
⇒副作用が起こるおそれがあります。 - ◇ 誤って多く服用した場合は直ちに吐き出しうがいをしてください。
- ◇ スギ花粉症の症状が改善しても、自己判断で服用を中止しないでください。
☆治療を受ける前の心構え☆
- ◇ スギ花粉が飛散していない時期も含め、長期間の治療を受けられる。
- ◇ シダトレンの服用(舌の下に2分間保持)を毎日継続できる。
- ◇ 2週間~4週間に一度、定期的に受診することができる。
- ◇ すべての患者さんに効果を示すわけではないことが理解できる。
- ◇ 効果があって終了した場合でも、その後効果が弱くなる可能性があることが理解できる。
- ◇ アナフィラキシーなどの副作用がおこるおそれがあることが理解でき、副作用がおきたときの対応が理解できる。