関節リウマチの主な治療の目的は
1)関節痛などの症状の改善
2)身体機能など日常生活動作の改善
3)関節破壊の遅延、停止
が挙げられます。
関節リウマチ治療の4本柱
症状、関節破壊の進行、身体機能障害の程度などにより、4本の柱である(1)教育、(2)薬物療法、(3)リハビリ、(4)手術療法を組み合わせた治療が行われます。私は内科のリウマチ医ですので薬物療法、教育、自宅でできるようなリハビリの指導を主に行っております。
関節リウマチ治療薬は以下のように分類されます。
その他、漢方薬、抗生剤のミノマイシンなども用いられ、中でも近年開発され、画期的な効果を示し注目されているのが生物学的製剤です。わが国で関節リウマチに対し承認されているのは、レミケードとエンブレルという注射薬です。患者さんの関心も高いので、次回は生物学的製剤について書きたいと思います。